
オラクルカード
オラクルカードとは「オラクル(oracle)=神託、大きな存在の言葉」を受け取るためのカード。
占術としては、偶然性からメッセージをうけとる「卜術(ぼくじゅつ)」のひとつに位置づけられます。通常、40~50枚のカードとガイドブックで構成され、日本では2000年くらいから広く出版されるようになりました。現在では、日本には数百種類のカードが出版されているといわれています。
そのルーツは、聖書を使って占う書物占い(ビブリオマンシー)を現代風にしたものともいわれています。
参照:ウイキペディア

「オラクル」の意味は予言、神託、託宣、つまり神の言葉を伝えるという意味があります。神と言っても宗教とは全く関係のない占いですので安心してください。

神様からのお告げを広い意味で受け取るのがオラクルカードです。
なのでモチーフとしては神様仏様的なものから、精霊や妖精、自然、言葉や文字だけのもの等々、ジャンルに関係なく様々なテーマやモチーフがあります。
今の自分に向けたメッセージ
自分が忘れていたことを思い出させる
といったセルフケア的な使い方をされていることが多いようです。
占い方
オラクルカードは40~50枚くらいのカードで構成されています。
専用のガイドブックがセットになっていてこれを「デッキ」と言います。
占う前の準備と方法
※この準備の仕方は一例です。占うカードや占い師によって様々な方法で行われます。

1.カードをクリアにします。
方法:利き手でないほうの手でカードを一揃い持ち、もう一方の手でこぶしを握りカードを一度たたきます。こうすることで古いエネルギーを追い出し、まっさらな状態に戻します。
2.カードを清める。
カード一枚一枚に触り、自身のエネルギーを注ぎ込んでいきます。各カードの角を一度触るだけでもいいです。
そのカード一揃いを絵柄を自分のほうに向け扇状に広げ胸の前で持ちます。
カードに吹き込みたい祈りや聞きたいことを思い描いて心の中で考えるか、声に出して言います。
そして、この聞きたいことの答えが性格で具体的であるよう求め祈ります。
3.質問をする。
質問をこころの中で思います。ほかの人を占うときは口に出して言ってもらいましょう。
4.カードを切る。
カードを切りながら頭の中で質問をします。もし切っている途中で一枚のかーどが飛び出たりした時はそのカードを脇に置いておきます。
自分で十分と感じたところで切るのをやめます。
5.カードを選ぶ。
カードの束から一番上のカードを引きます。それが答えです。
3枚のカードを広げて左側から並べます。これは近い過去、現在、近未来への暗示を表します。
タロットカードとの違い
タロットとカードのように枚数や正位置逆位置などの決まりがなく、初心者でも手に取りやすく、またメッセージは今の自分に向けたものが多くセルフケア的な要素を持ったのがオラクルカードです。

最近はオラクルカードとタロットカードの要素を組み合わせたカードで占う占い師も多く、両者を明確に分けずに占うことも多くなっています。
有名なカード
以前はドリーンバーチュ氏の書いたオラクルカードが有名でしたがある時を境に彼女はその絵を封印してしまいました。
筆者は彼女の美しくやわらかな色彩が好きで彼女のオラクルカードで占いを始めたので実はとてもショックでしたが、作者が封印したのならと筆者もそれからオラクルカードを使った占いは終わりにしました。
でも、オラクルカードはもちろんほかにも沢山の種類があって日本独自のものや、個人的にクリエイトする方たちも増え、海外で書かれたカード、日本で書かれたカード、既存の会社の力を借りずに、アーティストが出版したものがあります。